Eternity〜秘密の愛〜
あたしは本気で言葉を失った。
翼は、真衣の存在を知らないだろう。
あたしと真衣が引き離されてから、あたしは翼と会ったのだから。
それが、4歳の時なのだ。
「…ねぇ、由美ちゃんの家どっ……………!!?」
パシイッ………!!
軽快な肌がぶつかる音がするのと同時に、あたしの手の平に広がるジンとした鈍い痛み。
「…っ!!」
そう、あたしは真衣を手の平で叩いた。
物凄い形相で驚いたように、睨んでくる真衣。
「いい加減にしなよ。」