Eternity〜秘密の愛〜




「今年の夏くらいには、顔出しにおいで…だって。」



あたしは翼から少し顔を上げるように離れて話した。



「…そか。じゃあ、その時にちゃんと話さないとな。」



翼は、泣いていたのか目を赤くして目元を手で拭っていた。




「翼、泣かないの〜(笑)。」


「泣いてねぇよ、バーカ(笑)。」





また、心から笑いあえた。


こんなに、ホッとする空気。


嬉しすぎて、夢なんじゃないかって疑ってしまう。




でも、今、冗談を言い合って笑っているのは紛れもない現実のあたし達。







「じゃあ、一緒に風呂入るかっ(笑)」



「えっ……(笑)。」




久々に問い掛けられた、この言葉。

















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