Eternity〜秘密の愛〜




────……




相手を信じて生きてきたから、ここまで笑顔でいられた。




確かに、泣いたコトの方が多いかもしれない。




だけど、あたしは翼だけを信じてきた。




二人の力が無かったら、ママやお父さんの許しは無かったのだ。



それに、真子や麻衣という妹という存在。



あたしに関わるすべてに感謝しなければならないと
今のあたしなら素直に思える。





「秘密の恋だったけど、今は幸せって感じれる。」



「俺も(笑)。」





地元の小さな公園で二人手を繋ぎ歩いていた。



お父さん達が、
「久々に帰ってきたんだから、そこら辺を歩いてこい」と提案した。



ワケの分からない提案だったが、あたしと翼は外へ出るコトに。






「…これからも、宜しくお願いします(笑)」




何の前振りもなく、
あたしは翼にペコリと頭を下げた。













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