Boys Kissシリーズ・『オヤジとのキス』
でもきっと、コイツがいなきゃ、オレは生きていけない。

オレの全ては、コイツでできているんだから…。

「…ああ」

消え入りそうな声だったけど、オレはちゃんと言った。

オレを抱き締める手に、再び力がこもる。

「ありがとう。それじゃ…」

オヤジは少し離れて、微笑んだ。

「今度、俺の部屋の掃除も頼むな」

「…はあ?」

「いやー。部屋も限界でな。そろそろヤバイんだ」

…コイツ、ただ単に掃除するヤツが欲しいだけなんじゃないか?

疑心にかられたオレに、オヤジは耳元で囁く。

「―ちゃんと家の合鍵、渡すからな」

………オヤジには、やっぱり敵わない。

< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
☆いただいたご意見を基に、書いた【Kiss】シリーズです。 アタシの恋人は、可愛い女の子になる男の娘。 それでも彼はアタシを愛してくれるし、アタシも彼のことが好き。 …でも何で彼は男の娘になるようになったんだろう?
表紙を見る 表紙を閉じる
☆いただいたご意見を基に、書いた【Kiss】シリーズです。 あたしの幼馴染は、いっつも面倒を見てくれる。 甘やかしてもくれる。 けれどそれは二十歳を越えた今でも同じ。 …恋人じゃないのに、この関係はおかしくないだろうか?
表紙を見る 表紙を閉じる
☆いただいたご意見を基に、書いた【Kiss】シリーズです。 旧家の一人娘に生まれた私は、年頃になれば家が決めた相手と結婚しなければならない。 その覚悟は決めていたはずなのに、初顔合わせに相手は現れない。 待ちかねた私は、見合いの場である料亭の庭で、一人の男が倒れているのを見つけるのだが…。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop