Boys Kissシリーズ・『オヤジとのキス』
「そういうことは、アンタ目当ての女子生徒とかにやらせろよ。オレはもう二度と、手伝わないから」

「おいおい」

歩き出したオレを、オヤジが背後から抱き締めてきた。

「そんなに怒ることじゃないだろ?」

「怒ってなんかっ…!」

ただ、距離を置きたかった。

コイツに振り回される自分が、情けなくなったから。

「じゃあ褒美がないから、拗ねてるのか?」

「そこまでガキじゃねーよっ! 確かに褒美がねーけどなっ!」

手伝いをして、褒美らしい褒美を貰ったことがない。

けれどそういう問題じゃない!

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