勝利の女神になりたいのッ!番外編
実践は俺が教えることになっている。
「紫衣の警護につけるのか?」
「はい、そろそろ頃合いだと思います。」
けど、それだと結局は紫衣から俺が離れる事は出来ないってことになるんじゃねぇの?
心の中で舌打ちをする俺に桔梗はくすくすと笑いながら話を続けた。
「もちろん私もお手伝いさせてもらいますよ。」
「あぁ…。」
紫衣から離れることは出来なくても1人じゃないというだけでも俺にとっては救いになるだろう。
「それに、辛いのは紅葉だけではないのですよ。」
「あ゛?」
意味深な桔梗の言葉に顔を上げて桔梗に視線を向けると、
「紅葉1人が苦しんでいるのではないということを忘れないで下さい。」
私も見回りは極力避けたかったのですと言葉を落として俺の目の前から姿を消した。
って……――?
はぁ?