モノクローム
「担当は何やってるんですか?」
「ん?…俺?俺はボーカル」
ふと我に返ったように言った。
「ライブとかするんですか?」
「うん、年1回か2回かな…」
「うわぁ〜!行ってみた〜い!」
「……しばらくないかな……」
「そうなんだ…」
残念そうにするあたしに
「やることあったらね」
と零は淋しそうな顔で微笑んだ。
「はいっ!楽しみにしてますっ!」
零の目をしっかり見て言うと
零は照れ臭そうに頷いた。