恋人未満なキミとオレ~キミには言えない秘密の想い~

「忘れろ」


そう言ったオレの声に

キミの全てが止まった瞬間



オレは呼び声をかき消した



今だけはどうしても

今だけはどうやっても



キミを独り占めしたかった



間違っているのはたぶんオレ

間違っていても好きなのはキミ



漏れる吐息も 言葉も 蜜も

全て愛しく掬いあげる



抱きしめ合うたび 軋むベッドの上で

強く激しく貪り合った



キミが甘く噛んだ肩の縁が

激しい熱を帯びてオレを焼く



伸びやかにしなるキミを抱きしめながら

甘美な夢はまだ終わらない
< 13 / 88 >

この作品をシェア

pagetop