☆小悪魔*天然わんこが同居人☆


『ただい「美玲ちゃん!!」


玄関でブーツを脱いでると、泣きそうな顔の莉夜が目の前にいた。


『な、なによ』

「大丈夫だった!?帰ってくるの遅かったし…。僕すっごい心配した!!」

『は?大丈夫って言ったじゃん。…つ~か、そんなんで抱きつくなキモい』


抱きついてくる莉夜をはらって、スタスタとリビングに向かう。


「だってー…」

『だってじゃない。はいカップラーメン』

「わ、ありがと!!」


カップラーメンを渡すと、ほっぺを膨らませていた莉夜は、パァッと笑顔になって喜んだ。


単純ね。


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