☆小悪魔*天然わんこが同居人☆
「んまい♪」
『あっそー、そら良かったわ』
カップラーメンを褒められても嬉しくないわ。
「僕、何組になるかな~?」
『は、何いきなり。あたしが知るわけないでしょ』
「友達出来るかな?」
『ちょっと、聞いてんの?…出来るでしょあんたなら』
そっかなー?と、嬉しそうに微笑みながら言う莉夜に、うんと頷く。
「明日かぁ~♪」
『なにが?』
「…へ?…入学式だよ」
『うっそ!?明日!?忘れてた!!』
バンッ!!といきなり机を叩いて立つあたしに、びくっと肩をビクつかせながら上目遣いで見てくる莉夜。