*彼、許婚*



「それは...」


モジモジして

女のように黙り込む五十嵐





「心と仲良くして結衣に妬いて欲しかったんだとさ」




ゲームをやりながら答える涼太




妬いて欲しかったのか

いくら好きな奴の気を引かせようとしてでも


人の彼女を使うのは良くねえよな。

うん。





俺は思いっきりゲームに集中している五十嵐を

後から蹴った。




なんかスッキリ。

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