先生にキス4.5chain-story
「あ……はい。そうです…。電話……出るの早かったですね……。」


まだワンコール鳴り終わる前だったのに、電話に出たもんなぁ……。


『当たり前だろ?心配しながら待ってたんだからさ。あんまり他のことも手につかないし。』


そ…そうだったんだ……。

『幸歩、どこにいる?俺、今…会社近くの駅の辺りまで来てるけど……』


「えっ!!柊平……家に居るんじゃなかったの!?」

『もしかして、幸歩……俺が家に居ると思ってた?』

……はい。
そう思ってました……。



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