MINE!!

隣にいたその人は長い黒髪をサラサラと靡かせるキレイ系の女の子。

この子も顔が整ってて、この学校は顔が整ってる人ばかりかとめまいがした。


制服も同じで、多分年もあたしと同じ。

そう言えるのはネクタイの色が同じだからで、学年ごとにネクタイの色が違うってのをあたしが聞かされてたから。


「はい…。」

なんだか転校生だって事が言えなくて微妙な返事をした。


「なんかこの学校の2大王子って言われてんの。うざくない?」




「………え??」



そこまで?、って言いそうになるのを危うく止めた。






「だって絶対にあたしの方がカッコいいじゃん。」





「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


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