子供+大人=恋?の方程式
「あ、そうそう。
一つだけ忠告しておいてやる」
「忠告?」
前を向き、運転しながら圭くんは突然言い出す。
「俺の友達の一人に、誠って奴がいるんだ」
「―――誠…?」
その人がどうした?
「まあ、そいつだけじゃないけど、一番の要注意はそいつ。
おそらく、お前のことを口説こうとしてくるだろうから、気をつけておけよ。
あっちに着いてからは、俺の傍を離れないこと」
「はいっ!?」
嘘でしょ?
全然、離れる気満々だったんですけど!
別行動する気満々で………。
ちょうど信号が赤になったものだから、じ~…と圭くんに見られてしまった。
なんとなく気まずくて、あたしは視線を逸らす。
「―――お前…、別行動する気だったな…」
「・・・・・・・」