子供+大人=恋?の方程式
「あの、静香さん………」
「あたし、ちょっと茅乃ちゃんに相談があるんだ。
だから、どうしても聞いて欲しくて…」
「は、はぁ…。
あ、でも、やっぱりあたし…」
断ろうとすると、急に静香さんは足を止める。
そして、振り返ってきた。
「なに?
もしかして、あたしの相談とか聞けない?
相談されると困るとか?」
「―――え…?」
そ、それは、圭くんのことだとあたしは相談に乗れないから…。
だけど、この前のこともあって、あたしは何も言えなかった。
「そうじゃないんなら、別に断る理由もないわよね?
それに、ちゃんと家庭教師の時間までには帰らせてあげるから」
フフフと笑うと、静香さんはまたもあたしの腕を掴んだまま歩き出した。
なんだろう?
この前の時よりも、なんとなくだけど静香さんが怖い。
あたしがただ圭くんのことを好きになってしまって、それで罪悪感から気まずく感じてってそういうわけでもない。
そういうのをなしにしても、なんだか、怖かった―――…