ゼロクエスト ~第1部 旅立ち
ここでディーンは、先程から放っていた私たちの突き刺すような視線に初めて気が付いたのか、少しバツの悪そうな顔をした。
「それより自己紹介が遅れてしまってすまない。俺はディーン・ヴォング。アレックスの従兄弟にあたるんだ」
ディーンの自己紹介の後に、私とエドもそれぞれ自分たちのことを名乗った。
「どうやらアレックスが君たちに、多大な迷惑を掛けたようだね」
「ええ、それはもう。
魔王を退治するとかなんとか、かなり振り回されましたよ。
挙げ句には魔物にまで変なマーキングを付けられるし」
「マーキング?」
「うむ。実はこれなのだが」
アレックスが自分の左腕の袖を捲り、ディーンに見せる。
「この紋様、前に何処かで見たような気がするのだ」
その言葉に私は吃驚した。
「えっ!? ちょっとアレックス、このマークを知っていたの? 今まで一言もそんなこと、言わなかったじゃない」
「たった今ディーンの顔を見て、思い出したばかりなのだ。故郷の村で見たような気がしたのでな」
ディーンは紋様をしばらく凝視していたのだが、おもむろに口を開いた。
「そう言われてみれば、この単純な紋様……俺も見たかもしれん」
「えっ!??」
「それより自己紹介が遅れてしまってすまない。俺はディーン・ヴォング。アレックスの従兄弟にあたるんだ」
ディーンの自己紹介の後に、私とエドもそれぞれ自分たちのことを名乗った。
「どうやらアレックスが君たちに、多大な迷惑を掛けたようだね」
「ええ、それはもう。
魔王を退治するとかなんとか、かなり振り回されましたよ。
挙げ句には魔物にまで変なマーキングを付けられるし」
「マーキング?」
「うむ。実はこれなのだが」
アレックスが自分の左腕の袖を捲り、ディーンに見せる。
「この紋様、前に何処かで見たような気がするのだ」
その言葉に私は吃驚した。
「えっ!? ちょっとアレックス、このマークを知っていたの? 今まで一言もそんなこと、言わなかったじゃない」
「たった今ディーンの顔を見て、思い出したばかりなのだ。故郷の村で見たような気がしたのでな」
ディーンは紋様をしばらく凝視していたのだが、おもむろに口を開いた。
「そう言われてみれば、この単純な紋様……俺も見たかもしれん」
「えっ!??」