24/7~キミを想う~【完結】
「お疲れ様。もう遅いし迎えに来てもらって?」
「……え?」
「君はまだ高校生だろう?こんな時間に一人で家に帰るのは危ないからね。お父さんかお母さんに連絡取れるかな?」
「いえ……あの……」
今からユーヤの家に行って謝らなければならない。
誕生日を祝ってあげなければならない。
「じゃあ、おうちの方には僕が連絡をとるね」
「え……」
警官はそう言うと家に電話をかけた。
「……はい。娘さんを……はい。よろしくお願いします。今、お母さんが迎えに来てくれるそうだ」
警官は満足げにそう言うと黄色い歯を見せニコッと笑った。