24/7~キミを想う~【完結】

週明け、進路相談をすると担任が言っていた。


もう諦めるしかないのかもしれない。


諦めて両親とともに九州へ飛び、ユーヤとの距離をとれば……


この胸の痛みも少しは薄れてくれるのかもしれない。



「この問題はセンターに出るからな。チェックしておけよ」


教卓の上で熱弁する教師の言葉も右から左に流れて行く。


シャーペンをクルクル回した後、あたしは心の中で深い溜息をついた。
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