秘密な契約と掟破りな愛【最終章】

きっと…家族が居るから…現役を引退するんだと思う。


何度か話し合ったんだけど、慎矢さんが決めた意志は強く曲げる事はなかった。


何を言っても、特殊部隊から完全に足を洗った訳じゃないの一点張りで…本当にこれでいいんだろうかって思ってしまう。


まあ…慎矢さんが決めた事だから私があまり口だしする事じゃないと思うし、慎矢さんに任せるしかないものね。



「パパ〜。お腹空いた〜」


「よし、なら…帰って飯にするか」


「うん!!飯にする〜」



飯って……翔矢…。段々、慎矢さんに似て来たんだから。



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