秘密な契約と掟破りな愛【最終章】
あまり気乗りしないみたいだけど、普段から人見知りが激しいんだから、こういう時ぐらい参加して貰わなきゃ。
って思って、私が無理矢理慎矢さんの背中を押したの。慎矢さんは渋々納得してくれた。
でも、何か…慎矢さんの事だからすぐ帰って来そうなのは…私の気のせいかな?
「ママ〜!!ドライブはいつ行くの?」
「ん〜そうね。皆でお風呂入って、晩ご飯食べてからかな。楽しみに待っててね」
パタパタと駆け寄って来たのは翔矢。夜のドライブなんて滅多にしないから楽しみみたい。