秘密な契約と掟破りな愛【最終章】

「はい。…もしもし」


『え…あ……谷口と申しますが…慎矢さんは……』


「…すみません。少々お待ち下さい」



女の人の声だったから一瞬ドキッとなっちゃった…。慎矢さんって…下の名前で呼んでたし…。


何故かわからないけど、ふと昨日の居酒屋の女性が脳裏を過ぎった…。



「慎矢さん。谷口さんって方よ」


「ああ。わかった」


携帯を受け取り話しを始める慎矢さん。ダメってわかってても聞き耳立ててしまう…。


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