わたしはまた恋をする ~年下の彼~
私が少し笑ったのを見て、隼人君が安心したような顔をした。
「うわ、優太のその台詞、久しぶりだな。お前、彼女出来ても相変わらずシス…」
「うるせぇ」
雅也君の言葉を遮った優太は、私の側に来て心配そうに言った。
「頭は大丈夫?一応、大事取って一日入院になった。かーちゃんは今病院に向かってるから」
「優太…お母さんに私がなんで病院に運ばれたのか喋ったの…?」
「…いや。ねーちゃんは黙ってろって言うと思ったから。変に心配かけたくないんだろ?」
私はホッとして頷いた。
「ねーちゃん…なんで、あいつに襲われたんだ?まさか…バイトで一緒の子の紹介って…あの男?」
現実に引き戻された私は、また言葉を失った。