わたしはまた恋をする ~年下の彼~
今、ちゃんと呼吸出来てるかどうなのかも分からなくなった。
心臓がありえない速さで動いて、立っているのもやっとで…。
ここは…悠斗君の家なんだ。ここに、彼がいるんだ。
そう思うと、もうここにいる事すら苦しくて…耐えられそうになかった。
「亜矢ちゃん…?」
私の様子が変な事に気付いたのか、麻美ちゃんのお母さんは心配そうに私の顔を見る。
「…あ、あのっ私、用事を思い出したんで、今日は帰ります…!」
今は無理。麻美ちゃんと話すのも、彼に…会うのも無理だよ…!
私は足早にリビングのドアを開けて、立ち止まった。
目の前に立っていた人と、目が合ってしまったから。
「…麻美ちゃん」