苺みるく。
苺みるくが好きな智哉は


苦いほうが好きになった。



「好み変わったね。」


私は智哉に言った。


智哉は私をじっと見つめた。


そしてあざ笑うように言った。


「変わったんだよ。もう澪の知ってる俺じゃないから。」



莉央は智哉の肩を軽く叩いた。


智哉は黙ったまま自分の席に戻った。
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