独白・骨


ねえ、知ってる?


こうして君と、ささやかだけど暖かい食卓が囲めることが僕の幸福だって。


下らない話で笑って、僕は君の食べる姿に見惚れて、君は僕の行儀の悪さに怒って。




そうやって、毎日は無理でも。


可能な限り、二人で。


いつか三人で、四人で、家族で。



ずっとこんな夕食を囲みたい。





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