An impossible love!?


集中して作っていると、時間が経つのが早い。



作業している間にも、何人かの子供達と親御さんが私のいる教室の前を通って帰って行く。







「先生―さよなら~」


「はい、さよなら~」








―――――--……


よし!!
完成した!!




帰ろうと思って教室から出ようとすると、丁度今お迎えが来て帰ろうとしている子に会った。






「あんりせんせ、バイバイ」


元気良く挨拶したのは5歳児の星夜(セイヤ)くん。



私の担当している子ではないけど、この子は明るく元気でとっても目立つ。


マセた女の子から
『星夜くんが好き』って言うのを何度か聞いたことがあるから覚えた。


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