My girl


そういえば
新しく雇うって言ってた人の話を最近オヤジはしていない。


それどころか

1度もこの店に来た所を
見ていなかった。




「―――なぁ」

ずっと疑問に思っていた事を
聞こうと、


折り重なるマフラーの隙間に
指を差し込んだ時。






「――…やぁ…っ」


外から
女の子の悲鳴が聞こえた。


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