*Long messerge*上
でも、治る見込みはある。
と言われた。

それだけが、ただ麻燈の命をつなぐ
ロープのような物だった。

「麻燈!!!」

今日も、
毎日のように海が病室にやってきた。

海が、病室に来るのは
毎日の日課。

親より回数が多いから
病院では海と言う存在は有名になっていた。

「どうしたの?
今日早くない?」

麻燈の体は
治療のせいで痩せこけていた。

「お前また痩せた?」

毎朝、海が麻燈に聞くせりふ。

「もう。
そのセリフ聞き飽きた」

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