*Long messerge*上
「でも…そうかな…」

麻燈は、
自分の体をつねってみる。

「まぁ…なんとなく言ってみただけだしっ笑」

海は、
麻燈の前でいつも笑顔を見せてくれた。

「ああ…
あたし、みんなと一緒に笑ったり、
泣いたりできるのが…
普通と思ってたんだ。」

麻燈は、
外を見つめながら悲しそうに言う。

「…そうだよな」

海は、
なんと声をかければいいのか分からなくなった。

「でも…
頑張れば、治るから…」

海は、
麻燈を励ます。

「そっかぁ・・・
あたし、頑張るね!」

麻燈は、
元気よく笑った。

海は、その笑顔を見て
苦しく思った。

――こいつ…
わざと笑ってる。
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