*Long messerge*上
「……葵って楽しいね」

麻燈は、
葵に向かって言う。

「そうかな???」

葵は、
麻燈の横で笑って言う。

「ねえ…
年何歳???」

麻燈は、聞く。

「俺、中3」

葵は、暗い顔をして言う。

「あたしの1個下だぁ」

麻燈は、言う。

「そうなんだぁ…
でも…近いね。」

「そうだね」

2人は、クスッと笑った。

病院では、
互いの病名を聞くようなことはしなかった。

みんなそれぞれ、
何か問題があって入院している。

そんなことなんか、
気にしなかった。

一人一人、不安を抱えている仲間なんだから…
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