*Long messerge*上
母が、運転席に座ると、
麻燈は、元気な声で言う。

「さぁ!!学校にしゅっぱぁーつ!!!」

海とは母、
そんな麻燈の姿を笑顔で見ていた。

しばらく車を走らせていると、
麻燈は、学校の姿を見た。

「あれだ!!!」

麻燈は、
元気よく、指差した。

「あ、」

海は、声を上げる。

「どしたの???」

海の見つめる先を見た麻燈は、
驚いた。

門いっぱいに広がる生徒が
麻燈と書かれた画用紙を腕いっぱいに広げて待っていた。

「もう・・・・ダメ」

麻燈の目にはうっすら涙が浮かぶ。

そんな麻燈に海は言う。

「お前が泣いてたらダメだろ!!
みんな、お前を待ってるんだぜ???」
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