*Long messerge*上
中学の頃までは、そんな毎日が当たり前だった。
でも、病気と闘い始めてからは、そんな毎日を
どれほど夢に見ていただろう。

そんな・・・・
当たり前のことがこんなに“幸せ”と感じたのはこの日を境にしてかな?

「麻燈行こう!!」

純は、歩き出した。

「うん」

麻燈も相変わらず、
純の後を追う。

「あたし等、何階?」

純に麻燈は、問いかける。

「あっ、空たちとは、
向かい側の棟だよ?
空たちが東棟、あたし達は、西棟なんだ」

純は、嬉しそうにつぶやいた。

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