*Long messerge*上
麻燈が前を見ると、
先生は話し出した。

「じゃあ、HRをはじめる。
ええーみんな、知ってると思うけど・…
今日から2日間だけど…
日向が学校に通うことになる。
で…、日向はあまり学校生活に慣れていないので、
みんなでカバーしてやってくれ。
先生がいないときや、日向が困っている時。
そんな時、気付いた人が声をかけてやってくれ。」

そう先生は、麻燈のほうを向きながら言う。

麻燈は、
心の中で自分の居場所を感じている気がした。

――あたし、
ちゃんとここにいるんだぁ

どこか安心した気持ちもあった。

「はーい!!!」
「あたしカバーしますっっ」

クラス中から、
麻燈に視線が向けられた。

「じゃあ、よろしくな」

先生は、その言葉だけ言うと、
教室を出て行った。

その瞬間。
クラスのみんなが、
話し出す。

とても、明るい雰囲気だった。

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