*Long messerge*上
―――確か・・・・
あの時の女の子も、
こんな笑顔で笑ってたっけ?

「もしかして…
入学式。声、かけてくれた?」

麻燈は、
恐る恐る聞く。

「あっ……
覚えててくれたんだ????」

その子は、
満面の笑みで麻燈に微笑む。

「…う…うん」

麻燈は、やっぱり、この女のこの笑顔が苦手だった。

「よろしくね?」

「よろしく」

麻燈は、素っ気無く答えると前を向いた。

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