*Long messerge*上
「帰るか」

外は、
身震いくらいするほど冷えていた。

「大丈夫か??」

海は、時折心配する。

「ねえ……
海って好きな人とかいないの???」

麻燈は、
不安な気持ちで聞いてみる。

「いると思う???」

海は、即答で答える。

「どういう意味???」

麻燈は、体を震わせながら聞く。

「いや……なんでもねぇ」

海は、そうつぶやくだけだった。

結局。
それから海にその話題を持ちかけることは出来なかった。

「あ、
俺、
バイクの免許。
取ったんだわ。
今度からバイクでお迎えなっっ」

海は、麻燈に軽く微笑んだ。

「どうして???」

麻燈は、ビックリしたような顔で言う。


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