*Long messerge*上
そんな日々が続いて、
麻燈たちは、
高校になって2度目の春を迎えた。

「麻燈!!!検査頑張って!!!」

みんなは、始業式で、
麻燈は、検診。

でも…
もし、この検査が上手くいけば、
麻燈は退院できる。

そう思うことが、一つの望みの綱だった。

海は、始業式を休んでまででも、
検診に来てくれた。

「いいってっっ」

そういって……

「麻燈ちゃん…
どうぞ…」

朝早くに、看護士さんが来て
麻燈をパジャマ姿のまま
検査室に連れて行った。

麻燈は、
いろんな機械を通った。

ICスキャンや、レントゲン。

さまざまな、種類の検査が終わった。

「じゃあ、検査の結果は、後ほどお知らせします。」

そう医者が言った。
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