*Long messerge*上
麻燈は、つばを飲み込みながら、
「はい」
と頷いた。

「麻燈、行こうか??」

暗い顔で、診察室から出てきた麻燈に、
海は、笑顔で話しかけてくれた。

「うん」

麻燈も、笑顔で笑い返した。

海は、
寒くもない病院の中でも、
黄色のニット帽をかぶっていた。

「海、ありがと」

麻燈は、なんとなくいった。

「どうして???」

海は、不思議な顔をして聞いてきた。

「…なんとなく…」

麻燈も、横で笑っていた。

それから、
2人で真央と葵の元へいった。

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