*Long messerge*上
「なんか楽しいね」

純と唯がつぶやく。

「うんっ」

麻燈も、一人浮かれていた。

「こんな風に…
またみんなとサボったり、
登校できたり…
出来るなんて思ってもなかったから…

まぢで嬉しいやぁ…」

麻燈は、
白い息を漏らしながらいう。

「そうだよね」

唯も、
寒そうに手をこすり合わせている。

「寒いしっっ…
先急ごうっっ」

麻燈は、
そんな2人をせかした。

「なんか…
いいなあ」

麻燈は、ふとつぶやく。

麻燈の視線の先には、
3人の中のよさそうな家族が歩いていた。

夫婦が
2人でまだ小さい一人の子どもを
はさんで、真ん中で一緒に手をつないでいた。

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