*Long messerge*上
「本当に、
ごめんなさい。
あの時…あたし言ってれば…」

麻燈は、純に頭を下げた。

「なんで…
そんな改まって…」

純は、
麻燈の頭を撫でた。

「あたしね…
やっぱり…あの時はまだ海が好きだったよ。
でもね…
麻燈の事。

てか、何も気にしなくて言ったあたしが無神経すぎたよ。」

純も申し訳なさそうに言う。

「やっぱり…
麻燈の気持ちも考えてなかった。

どっかで『言った方が勝ち』って言う自分がいたんだ。
唯に言われて気付かされたんだ。」

そう、唯に純は微笑む。

「えっ???」

麻燈は、唯を見る。

「純にいったんだ。
あの時。
麻燈と話したとき。

やっぱり…
麻燈にも、純にも幸せになって欲しかったから…」

唯は、微笑む。
< 276 / 301 >

この作品をシェア

pagetop