*Long messerge*上
「……言おうとしたんだよ。
でも…いえなかった。」

麻燈は、肩を落としながら言う。

「空には、うそつけないね」

麻燈は、暗い声で言う。

「でも、お前、純の気持ち。
知ってんだろ???」

空は、それでも質問する。

「知ってるよ。
知ってる。」

麻燈は、2度も繰り返す。

「知ってるよ……
知ってるよそれくらい…」

半分、涙声になりながら話す。

「落ち着けよ。」

空は、麻燈の背中を軽く叩いた。

「うん・」

麻燈は、黙り込んでしまう。


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