*Long messerge*上
海も、
病室に帰ろうとした。

病室のドアを開けると…

「あいつ・・・・」

海は、麻燈が泣きじゃくる様子をずっとドアの隙間から見ていた。

「いやだよ・・・・いやだよ・・・」

耳をふさいでも聞こえてくる
麻燈の声が海には嫌だった。

「なんで・・・・あいつばっか」

海も声を殺して泣いていた。
< 94 / 301 >

この作品をシェア

pagetop