私の彼氏はお兄ちゃん
「繭~起きろ―!」

「や―…まだ眠いン…」

おにいと私は同じ部屋だったけど今は隣同士。


「じゃあ起きないんだ。
起きないなら繭
    置いてくぞ?」

朝はいつも一緒に登校している。

「いやぁだ!」

「起~きた(笑)」


ドキン

ベッドから飛び起きると
私の目の前には
意地悪な笑みをうかべたカッコいいおにぃがいた…///。

「でもまぁ…
近くの高校にして良かったわ」

「へぇ…なんで?

嫌がるかと思った。」

「嫌がるわけないよ!」

「え…///」

「だってさ、私
遅刻しなくてすんだじゃん!」

ボソ

「そっちか…」

「なぁに?」

「…べ、別に」

「南―、繭―、ほら急がないと本当に遅刻するわよ?」

下から私たちを呼ぶママ。


「ママ今何分!?」

「もう15分よ」

「ヤベッ…」

「どうしよう…」

「繭支度は終わってるよな?」

「うん…」

そりゃぁ昨日のうちにするし。

私の場合、朝だと
絶対間に合わないし
…!

「じゃあ…」

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