公園の女の子

「ねぇ、美沙ちゃんのお家まだ？」

「…もうちょっと。」

あれからもう20分近く歩いてるけどまだ美沙の家に着かない。
まだ着かないのかと美沙に聞いても、『…もうちょっと。』としか言わない。

「ねぇー。美沙ちゃんまだぁ？」

「…着いたよ。ココが美沙のお家。」

気がつくと目の前には由季の家よりも少し大きいくらいの家があった。

「へぇー。由季のお家よりおっきいね!」

「うん。中に入ろ？」

「うん!」

そうして由季と美沙は家の中へ入っていった。
人の気配がない家の中へ…