咲いても、枯れても2~ソラ色~
『きゃあっ』
首筋に口付けされて、思わず声を漏らす。
た、拓ぅ~。
なんか、最初とキャラ変わってるわよ?
さっきからドキドキする。
『勉強教えてあげるから、そのお礼ってことで』
ふふ、と笑う拓。
ギュッと後ろから抱きしめられてるから、身動き取れない。
拓にぴったりくっついてる私の背中…ならぬ、私の身体はドキドキしちゃって悲鳴を上げてる。
心臓が持たないわよ。
『た、拓っっ』
必死の思いで放った言葉も、拓の唇に吸い込まれていく。
『ん、ん……』
突然降り注いだ甘いキスに、心も酔わされる。
口の中まで広がる、温かくて甘い感覚。