バイバイ〈短〉
バイバイ
もう一年も前のことやのに、つい最近の事のような気がするのはそんだけ君が好きやったってことやろうか。

『章ちゃんのことは大好きだよ。でも…もう無理だよ…』

『ごめん…ホンマにごめん!!』

『…バイバイ』

無理して笑顔を作って掠れた声でそう言う君。
別れた原因は僕の浮気やった。
なんでやろう…
僕は君が…
志織が大好きやったのに。
きっと志織はいつまでも僕のそばにおるって、そんな考えがあったんかもしれへんな。
今僕の胸は後悔でいっぱい。
志織が戻ってくるならなんだってするのに…
僕の願いはただ一つ。
もう一度やり直したい。
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