Soul+relieve

天使の悲劇








「どうして…どうして神様はこんな残酷な仕打ちをするのよ…。
どうしてよ…!!!!!!」


きらびやかな衣装を身にまとった少女は、自分の兄弟の亡骸に頬を擦り寄せた


冷たくなった【ソレ】は、動かないはずだった


『マ…マリァ……。』


「え?」


呼んだのだ、少女の名を

呟くように、ポツリと



『お腹…減っタ、食べタィ食べたいヨゥ。』


ムクリ、と身体を起き上がらせた死んだはずの兄弟はゆっくりとマリアという名の少女に向き直る


本当についさっき死んだはずだった


教会の上にある十字架が突き刺さって



「兄さん…?
生きてるの、兄さん?」


『いきてるよーぅ♪
マリアちゃぁん。』



どこからか、不思議と透き通る幼い子どものような声がした





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