distance~いちめーとる~
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「うわぁぁーん」
あれは、私と由樹が小学生のときだった。
いつものように、放課後にこの公園に遊びに来て、帰る途中。
私は不意に転んでしまった。
膝の擦り傷から出る血を見た途端、泣き始めてしまう。
砂で汚れ、血で赤くなっていく膝は、なんとも痛々しい。
「彩夏!大丈夫か?」
そのとき、ふわっと頭を優しく撫でられる感触があった。
「ほら、大丈夫だから。もう泣くな」
泣きじゃくる私の頭を、由樹は優しく撫でる。
その手は、とても温かくて……
すごく、安心出来たんだ――
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