ラブ☆シェア
「実さん、荷物 これだけ?」
「えぇ、」
私の荷物を、彼は、ひょいと肩にかけた
3日間の入院が終わり、今日は退院の日。
昼前の退院だったので、
またも、市居くんが、来てくれた。
「ね、学校、時間大丈夫なの?」
「あ、今日は研究室に顔出すだけだから、実さん送ったら、行くよ」
病室を出て、廊下を歩きながら話す。
「ゴメンね、なんだか悪いわね」
私の後ろを歩く市居くんに振り返って言った。
「ははっ、別に、気にすんなってー」
口元を緩ませた表情で私に答えた。
何だか、
とっても安心した・・・