ラブ☆シェア

「市居くんっ!
お姉ちゃんが、目を覚ましたわっ」


梓さんが、
小走りで俺たちを呼びに来た。


急いで病室まで行き、
中へ入った。


ベッドに寝ている実

中に入った俺と
視線が合い、

目が大きく開くと、
すぐに、頬が緩み、
睫毛が
濡れ始めた。


「珠・・・樹・・・」


ゆっくりと
実の傍に近づき、
枕元の実の顔の近くまで
目線を合わせる。


「実・・・
会いたかったよ・・・実・・・」


身体を起こそうと
動こうとしたので、


「無理、するなよ・・・」


首を振り、
それでも起きようとするので、
手助けして、
上半身をゆっくり起こした


俺も、
実の傍に椅子を寄せ
座った。

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