ラブ☆シェア

「んもうっ!
あ…フフフっ」


?マークの顔の珠樹が
私の視線の先に気付く


「あーっ…」

鏡を見た珠樹は
鏡の前のティッシュを
もぎ取り
唇についた口紅を
拭いとる


「彩月ちゃんに
塗り直してもらわなきゃ」


立ち上がろうとする私を
引き寄せる珠樹


「珠樹?」


「実、

俺、絶対に実を幸せにするから…

俺の愛で
実をいっぱいにするから…
だから…」

珠樹の言葉に続いて、

「うん…
私も…
私の全ての気持ち
珠樹にいっぱい
捧げるから…ね…」


そう

そして、

何でも
二人で分かち合おうね


今度は私から

珠樹にキスをした…

幸せいっぱいの
キスを…





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